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北投こう

鉄道納涼列車

1901年8月25日に淡水線が開通し、台北と北投の距離が大幅に短縮されました。1902年5月26日には北投‐円山間を初めての納涼列車が運行し、北投での余暇活動の始まりとなりました。注目に値するのは、1930年以降、2度に渡って運行された喫茶店風の納涼列車です。乗客は1円の会費を支払うと汽車に乗れ、北投で自由に温泉を楽しむこともできました。列車内ではビールなどの飲み物も振舞われ、かなり充実したレジャーとなっていました。

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「北投納涼列車」「その他のニュース」、1906年8月4日。

鉄道新北投駅

北投の公共温泉浴場と北投公園が落成すると、北投を訪れる観光客も年々増加しました。そのため、1916年に北投駅から温泉地への鉄道の増設が決定されました。開設当時は「新北投乗降場」と命名されましたが、その後、「新北投駅」に改名されました。これは台湾の鉄道史上、初めて建設さた観光専用の鉄道で、全長は1.2キロしかありませんでしたが、温泉地を訪れてレジャーや温泉を楽しみたいと思う人々の観光熱が高まりました。

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淡水線鉄道略図 台湾鉄道旅行案内 1953年 133ページ

北投で利用された乗り物は汽車だけでなく、自転車もその内の一つでした。台湾で自転車の人気が高まると、多くの自転車愛好家が自転車倶楽部を組織し、自転車で北投を訪れ、催しに参加するようになりました。

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「台湾ユエジン回転車」、「台湾ゴンルン」、1936年9月1日。

馬車

機械の乗り物が普及する前、北投に行く際は動物に引かせた馬車が利用されていました。馬車も選択肢の一つでした。

人力車

鉄道が開通する前は徒歩のほか、最も一般的だったのが輿や人力車などの乗り物です。北投温泉の範囲は広大で、旅館や公共浴場への移動に、徒歩の代わりに一番よく使われたのが人力車でした。当時は公共浴場だった北投温泉博物館の入口脇には、人力車の乗降場がありました。
 

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cmieデザインで作成

自動車(バス)

1915年8月17日に台北の北門と北投間を走る乗合自動車の運行が始まりました。1925年6月にはバス路線が開通し、台北-草山間を運行するバスが1日に2本走るようになり、運賃は片道1円20銭でした。1929年5月には定期バス路線が開通し、1日に往復6本のバスが走るようになり、運賃は片道60銭に値下げされました。バスの本数も増え、運賃も安くなったため、北投は大衆的なレジャースポットになりました。

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〈巴自動車商会〉,
​   台湾図書館。

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〈北投温泉に通じる道〉,台湾総督府鉄道部,『台湾鉄道旅行案内』,1953年。

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「新購入の自動車 自動車会社」,
『台湾日日新報』,1919年6月28日

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「ジャパンタイムズの新北斗駅前」、十珍。台湾、1940年代。

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